DIY の楽しさを手軽に味わうことができる地域に開かれた「中原工房」 。こちらでは毎月いろいろなワークショップが開催されていて、小さなお子さんから熟練はだしの常連さんまで多くの方々に親しまれているとか。そこで、私たち編集部もワークショップで “初めてのものづくり”を体験してきました!
今回私たちが参加したのは、 「かべつく」 シリーズのワークショップ。
この 「かべつく」 とは、 “壁+作る・壁+付く” の意味が込められた木工 DIY キット。 15センチ四方の板を組み合わせて、壁に飾るアイテムを作ることができます。
ちょっぴり “腕におぼえあり” を自称する編集 M美 は「ミニドア」 を、不器用で不安な編集 H子 は 「黒板時計」 を薦められて創ることにしました。
最初から最後まで、親切にご指導してくださった私たちのセンセイは、市川太一さん、小林友和さんのお二人。
まず、編集 M美 の 「ミニドア」 の体験記からスタートです。
最初に手渡されたのは、 15 センチ四方の 3 枚の板。
それを木工用ボンドで貼り合わせていきます。
次に、 「ミニドア」 のドアを止めるマグネットを入れるための穴をインパクトドライバという工具を使って開けます。ちょっと本格的な DIY の香りがしてきました。
そして、ドアと本体を貼り合わせるための蝶番をつけていきます。プラスドライバーで、グリグリとネジをねじ込みます。
さらに、ミニドアの中に、フックを取り付けました。これで、ある程度本体部分は出来上がりです。
これから装飾部分の作成に移ります。
「板を切り抜きたい」という編集 M美 のリクエストで、なんと電動糸ノコを使わせてもらえることに。巨大なミシンのような糸のこに、テンションが上がります。これぞ DIY !!
小林先生が丁寧に使い方をレクチャーしてくれるので、初心者でも安心。
おそるおそる、なんとか切り抜くことができました。うまく曲線が切れず、ちょっとガタガタしていますが…。
その後、切り抜いた木片を、紙やすりや棒やすりで整えていきます。このヤスリがけ作業もなかなか楽しく、もっとずっとやっていたかった…。
ヤスリがけが終わったら、デコレーション作業。
たくさんのペンキの中から、好みの色を選びます。きれいなスカイブルーと、白を選びました。
色を塗らない部分にマスキングをして、いざ、ペイントへ!
色を塗ったら乾くまで待ち、装飾用の雲を木工用ボンドで貼り付けて、出来上がり!
ミニドアの扉の取っ手がわりに雲のデコレーションをつけてみました。もうちょっと、雲のフォルムを丁寧に作ればよかったと思うものの、なかなか可愛らしい出来になったのではないかと自画自賛しています。
家に帰って、早速、自転車の鍵などぶら下げてしまいました。
続いては、編集 H子 の 「黒板時計」 作りです。
ミニドアの時と同じように、必要な板をボンドで張り合わせた後、まずは時計の図案を考えます。
図案が決まったら、次は色塗り。「工房で使っているペンキが優秀すぎる!」とH子が興奮していましたが、 “ベンジャミン・ムーア” はペンキ特有の嫌な臭いがせず、テクスチャーもとてもなめらか。髪の毛についてしまっても落ちるなど、まさにDIYに打ってつけの塗料です。
「ごく薄く伸ばすことがポイントです。乾いた後に浮かぶ木目の味わいが出ますよ(市川センセイ)」 。
ペイントが終わったら、乾くのを待ち、時計の文字盤をチョークで書いていきます。「意外にチョークで描くのが難しい…」 。
そして針を取り付けて…。
完成です!!
どうですか、こちらが二人の力作です。 2 時間ちょっとの作業で、簡単に 「かべつく」 を創ることができました。しかもインパクトドライバや電動糸ノコといったプロユースの道具を、専門家の指導のもとで使うことができ、 DIY の楽しさを心ゆくまで味わうことができました。
気軽に DIY 体験ができるこのワークショップ、 DIY 初心者の方の入門編としてもオススメです。毎月いろいろなワークショップが開催されているので、気になる方はウェブサイトでチェックして申し込んでみてください。
中原工房 ワークショップ
http://nakahara-koubou.com/category/workshop/